2017年3月9日木曜日

Cisco NexusスイッチにおいてLACPでLAGを組む際のTips


データセンター向けスイッチのCisco Nexusスイッチシリーズ。
標準化されているリンクアグリケーション方式として、LACPを採用する場合、以下の仕様があるので注意。

LAGのチャネルから外れたリンクはIndividual状態となり、通信が可能となる。
Down状態から復旧した際に、LinkUP後~チャネルメンバーに参加してLAGを構成するまでの間、
一次的に、Loop構成になる。
Loop構成になると予期せぬ事象や、通信断が発生するため、以下の設定が必要。

Port-channelのinterfaceに対して
# lacp suspend-individual


上記の設定により、Port-Channelから外れたLinkはIndividual状態ではなく、suspend状態になる。
suspend状態はトラフィックの転送を不可の状態にし、Loop構成となることを防ぐ。
LinkUpと同時にLAGのメンバーに参加する。

Nexusシリーズの最近のOSだとほぼデフォルト実装。
EOSLレベルの昔のOSだと機能自体が無かったりするので、要注意。

デフォルト実装しているスイッチは、show run上では表示されない為、show run all等で確認する。

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